サントリー食品インターナショナル <2587> は8月6日、2015年12月期第2四半期(1~6月期)の連結決算を発表した。国内事業では「サントリー天然水」や特定保健用食品の販売が好調に推移。「レモンジーナ」など一部商品の一時出荷停止に伴う費用で国内利益は前年同期より減少したものの、海外事業では販売が好調な上にコスト削減で収益性が向上、全体で増収増益を確保した。

売上高は前年同期比4.1%増の6223億円、営業利益は9.2%増の379億円、経常利益は8.5%増の358億円、純利益は26.4%増の187億円となった。

国内事業では、「サントリー天然水」や「BOSS」など主要ブランドが好調に推移した。「レモンジーナ」や「サントリー南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」など新商品の投入も販売数量の向上に寄与した。さらに「特茶」など特定保健用食品も好調に推移した。国内の売上高は前年同期比2%増の3505億円、利益は20.3%減の153億円だった。

海外事業では、ベトナムでブランド展開エリア拡大や生産体制の強化に取り組むなど販売が増加したほか、アメリカでは物流拠点の統合に向けた取り組みなどで事業効率を改善した。その結果、海外の売上高は6.8%増の2718億円、利益は24.4%増の350億円だった。

15年12月通期の見通しは従来予想を据え置いた。売上高は3.4%増の1兆3000億円、営業利益は7%増の920億円、純利益は15.9%増の420億円としている。(ZUU online 編集部)

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