日立キャピタル <8586> は8月18日、国内大手の農業生産法人「西部開発農産」(岩手県北上市)と、農業事業開発に関する業務協定を締結したと発表した。西武開発農産はベトナムで高品質米の大規模生産を計画しており、日立キャピタルがベトナムでの設備投資や販路開拓などを支援する。

日立キャピタルは「2013~2015年度中期経営計画」で、国内の規制改革や6次産業化の側面から、今後も成長が見込まれる農業事業を注力分野と位置づけている。今回の業務協定締結で、西部開発農産との人材交流による最先端の農業経営ノウハウの蓄積、日立グループのITソリューション利活用による自動化の検討、顧客基盤を活用した大手流通とのビジネスマッチングによる販路拡大などで協働を図る考え。

西部開発農産は、岩手県北上市で1986年に設立。近隣の後継者不足などで農業の継続が
できない農家や、条件が悪い耕作放棄地などを借り受けて農地整備をし、作業受託などにより生産規模の拡大を図っている。現在では、コメや大豆の穀類をはじめ畜産に至るまで多品目を生産し、農作業受託を含めて約830ヘクタール超と全国トップクラスの生産規模を誇る。また、2015年2月には、ベトナムで100%子会社の現地法人「有限会社西部農産ベトナム 」を設立している。(ZUU online 編集部)

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