国交省、経産省の政策

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経産省が優れたビジネスモデルを表彰

東の関脇は「団体登録制度」。これは国交省がリフォーム関連の業界団体を「登録団体」とし、業界の信頼度を高める政策。上期では木耐協、リノベーション住宅推進協議会、ベターライフリフォーム協会、日本塗装工業会などが新たに登録され、計6団体となった。現在でも多くの業界団体が「登録」を目指して組織整備に動いている。

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会員が1000社を超える木耐協も団体登録

西の関脇は「先進的リフォーム事業者表彰」。これは経済産業省が独自性の高いリフォームビジネスを展開する企業を表彰し、公表することでリフォーム市場の発展に結び付ける政策。「新築そっくりさん」を展開する住友不動産、リフォーム事業を急拡大させた家電量販店のエディオン、マンションを1棟まるごと再生しているリビタなど21社が受賞した。

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リフォーム売上高上位のエディオンも苦戦


女性向けDIY

東の小結は「DIY」。ユーザーがDIYを楽しめるショップやイベントが増えた。例えば、東京・二子玉川にはプロトリーフ(東京都)の女性向けDIY専門ショップ「ツクリバ」と、大都(大阪府)の「DIYFACTORYFUTAKOTAMAGAWA」がオープン。それぞれデザイン性に優れた工具やアイテムを販売。

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女性向けDIYショップ「ツクリバ」開店

また、大阪住宅供給公社(大阪府)は賃貸住宅をDIYで再生するプロジェクト「DIYRSCHOOL」が終了し、500人以上の生活者が参加するなど人気を集めた。

西の小結は「職人不足対策」。職人の手が足りない時にオンラインで募集できるサイト「ツクリンク」や「請なび」などに注目が集まった。また、職人のモチベーションアップなどを目的としたプレゼン大会「第一回建築職人甲子園TOKYO」には1800人の事業者が参加するなど、「職人」をテーマにしたイベントも話題になった。

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プレゼン大会「職人甲子園TOKYO」