VAIO
(写真=同社HP)

ソニー <6758> からスピンアウトして独立したPCメーカーのVAIOは8月19日、「VAIO」 Z Canvas」の海外販売を新たに開始することを明らかにした。昨年の設立以来、国内市場での展開を進めてきた同社だが、いよいよ海外展開のための橋頭保の確保を進めようとしている様子だ。

今回、VAIOが海外で発売するのはペンタブレットPC「VAIO Z Canvas」。マンガ家やイラストレーターといったクリエイターも使っているPCだ。同社は「国内市場向けPCビジネス立ち上げに専念してきたが、さらなる事業拡大をめざし、海外市場に進出する」と設営している。

VAIOとして独立してから初の海外進出となる今回、同社が進出先に選んだのは米国とブラジル。同社は、米国での展開について、世界最大のクリエイター市場におけるVAIOの存在確立を図るとしている。

ほかにも、フォトショップやイラストレータといったクリエイター御用達のグラフィックソフトウェアを提供する米・アドビ社の「Adobe Max 2014」でも好評を得たこともあり、同国でのビジネス拡大を目指す。

同国での販売代理店はトランスコスモス <9715> の子会社であるトランス・コスモスアメリカが務める。

また、ブラジルでの展開について、VAIOは「現地でオリジナルPCの製造、販売、サービス等全般を手掛け、PC市場で確固たる地位を持つPOSITIVO INFORMATICA S.A.とパートナーシップを結び、共に南米最大のブラジル市場でのVAIOビジネスの垂直立ち上げを行う」としている。

併せて、同社は、日本国内の事業も着実に推進し、最適なパートナーを見つけながら海外市場への展開も図っていくとしていた。(ZUU online 編集部)

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