(写真=PIXTA)
日経平均が400円超の急落
8月20日のダウ平均は358ドル安、DAX指数は249ポイント安と世界的なリスクオフムードが広がっています。日経平均も8月21日前場の終値は420円安と、足下の企業業績が好調な日本市場もその余波が広がっています。
中国経済の鈍化の程度がわからず、マーケットはその影に怯えています。パニック売りに近い状況で、株価の大底をピンポイントで当てることは誰にもできません。
ただ、こうした局面は業績の好調とは関係なく売られすぎる銘柄が出てくるもの。そうした銘柄を見つけて、1度にすべての資金を投入するのではなく、何度かに分けて買いを入れるスタンスで今回の大幅下落を投資成果の向上につなげていただきたいと思います。
長期的な「稼ぐ力」を持ちながら売られすぎの銘柄
本日の銘柄フォーカスでは、長期的に営業増益を継続しており「稼ぐ力」が強いと考えられるにもかかわらず短期的にTOPIX以上に下落している企業の中から、株価の下支え要因となりやすい予想配当利回りが2%以上と比較的高い銘柄をピックアップしました。投資のご参考にしていただければ幸いです。
<選定条件>
・過去5期の通期業績がいずれも前期比営業増益を達成
・今期の業績予想も前期比営業増益を達成見込み
・時価総額(普通株ベース)が100億円以上
・会社の1株当たり配当予想をもとにした予想配当利回りが2%以上
・7月末終値と8月21日前場終値を比較した下落率がTOPIX以上
・直近の四半期決算の発表を延期した企業を除く
益嶋 裕
マネックス証券
フィナンシャル・インテリジェンス部 マネージャー
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