Facebook
(写真=Thinkstock/Getty Images)

Facebookは「ノート」であなたにブログを始めてほしいようだ。

あなたの友人が皆、ブログを持っていたころを思い出してほしい。皆、「Blogger」や「Live Journal」、あるいは「Xanga(ザンガ)」いったブログプラットフォームを利用し、長文を投稿していた。 その後、米Facebook や米Twitter がサービスを開始して短文の投稿が流行り、ブログが廃れていった。

だがブログに再流行の兆しがある。10代の若者はブログや他のソーシャルメディアをデジタル日記やエッセーを投稿する手段として利用している。「Tumblr(タンブラー)」や「Medium(ミディアム)」がサービスを開始したおかげで、長文の近況アップデートは今もなお健在だ。注目すべきは、これらのサービスはFacebook社の運営ではないということだ。つまり、誰かが最新ブロク記事へのリンクを投稿すれば、ユーザーはFacebookをいったん離れなければならない。Facebook社にとっては、これは望ましいことではない。


そして「ノート」のリニューアル

「ノート」はもともと、Facebook上で近況アップデートを投稿する機能だった。2009年より前は、ユーザーは一度に160文字までしか投稿することができなかった。その後2009年に420文字に拡大、2011年には500文字に拡大したのち、数カ月後にはあっという間に6万文字まで拡大した。だがそのころにはすでに、ユーザーは近況アップデートの投稿を長文でもできることに慣れきってしまっていた。「ノート」は長らく文字数制限の引き上げを放棄していたわけだ。

「ノート」のリニューアルは、ブログが再流行していることを考えると興味深い。「ノート」の新フォーマットに関して最初に指摘したのはソフトウェア開発者のデイブ・ワイナー氏だが、同ウェブサイトはMedium風の全幅表示ですっきりとした、とても読みやすいものに仕上がっている。

Facebookでは、投稿は自動的に全体公開される。だが、友達あるいは特定の人のみに公開することも可能だ。誰もがFacebookにアカウントを持っているため、個人を簡単に追跡できてしまうからだ。ユーザーは投稿にタグを付けて公開することが可能なため、結果として「ノート」はMediumと同じような使い方が可能だ(なお、MediumはTumblrと仕組みがよく似ている。Mediumの投稿者は自分のブログに特定トピックのタグを付けることができ、ユーザーはトピック検索が可能だ)。

また「ノート」のリニューアルにより、Facebookは「Instant Articles」(インスタント・アーティクルズ、FacebookのiPhoneアプリ上に直接メディア記事全文を掲載するサービス)で提携メディア企業に提供していた機能と同様のものを個人にも提供できたことになる。ノートは即座にロードされるため、結果として実際、投稿は多くの人に読まれている。