「楽天市場」と約2万軒のコンビニが連携

楽天 <4755> とヤマトホールディングス <9064> もネット通販での業務提携を発表している。やはりオムニチャネルに関する提携だ。

楽天市場で購入した品を、ヤマトが提携しているコンビニ店舗で受け取ることができるようになる。ファミリーマート <8028> 、サークルKサンクスなど約2万軒の店舗が対象で、全国各地のヤマトの営業所(約4000拠点)でも受け取り可能だ。楽天市場の商品が現実の店舗に届く仕組みが始まるわけだ。

このサービスでは、商品がコンビニ店舗に届いたらメールで知らせてくれるという。楽天もオムニチャネル化に積極的で、今春には日本郵便とも提携して、郵便局に受け取りロッカーを設置する取り組みを既に都内で始めている。

ヤマトとの連携により、商品の受け取り場所は一気に広がり、数の上では国内最多のコンビニ店舗での受け取り開始となる。


「Amazon」で家電とトマトを一緒に買える?

総合オンラインショップのAmazon.comは米国で、生鮮食料品を販売する「Amazonフレッシュ」なるサービスを始めている。まだ日本では始まっていないが、もし導入されれば、国内の食品スーパーと提携して商品の供給を受け、日用品など食品ではない商品と一緒に配送する可能性がある。

これが実現すれば、家電や本だけでなく、トマトやレタスといった生鮮品を一緒にAmazonから購入できることになる。Amazonは国内ではローソン <2651> と提携しているため、それらが入った箱を、自宅や職場近くのコンビニで買い物をしながら受け取ることができる日が来るのかもしれない。