住友商事 <8053> は22日、日本アニメの配信事業などを行う米企業のクランチロール(本社・米国カリフォルニア州)と共同で、日本アニメコンテンツの海外展開を促進するために、アニメへの投資会社を新たに設立すると発表した。

この投資会社は、日本アニメの製作委員会へ出資することで日本のアニメコンテンツを調達し、クランチロールが保有するプラットフォームなどを通じて、今後増加が期待される世界中の視聴者に配信していく。

クランチロールは日本のアニメやドラマなどのコンテンツをグローバルに配信するプラットフォーム事業で業界をリードする企業で、現在、日本国外の1000万人超のユーザーに向けて日本のアニメコンテンツを7カ国語で配信している。

住友商事の中村家久メディア事業本部長は発表資料で「クランチロールは世界中のアニメファンに広く認知されている動画配信のリーダー的存在。今回の取組みで、世界中のアニメファンの声がクランチロールのアニメ配信プラットフォームを通じてアニメ製作現場に届けられ、世界のアニメファンをさらに魅了するアニメ製作に繋がるものと考えている」とのコメントを発表。

クランチロール共同創業者のクン・ガオCEOは「日本最大のケーブルテレビ事業者であるJ:COM運営を通じたチャンネルのオペレーションや映画などへのコンテンツ投資の実績など、コンテンツのグローバル展開において、住友商事との共同事業には、大きな可能性を感じている」とコメントした。(ZUU online 編集部)

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