10月30日から11月8日までの11日間(報道関係者は10月29日から)、東京ビッグサイトにて第44回・東京モーターショー2015が開催される。

今回のテーマは「きっと、あなたのココロが走り出す」。モーターショーといえば、クルマの展示を連想される人も多いかもしれないが、今回は世界一のテクノロジーモーターショーを目指し、乗用車、商用車、二輪車、車体、部品・機械器具、自動車関連サービス、SMART MOBILITY CITY 2015を含む総合ショーとなっている。つまり、日本の基幹産業たる自動車を中心とした総合ショーなので、ビジネスマンにとっても、アイディアの源泉となる可能性が大いにある展示会というわけである。


世界11カ国から東京ビッグサイトに集結

世界11ヶ国から合計160社が参加し、国内全ての乗用車・商用車・二輪車メーカー14社15ブランド、同じく海外メーカー16社26ブランドが出展する。FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループの4ブランド(アルファ ロメオ/フィアット/ジープ/アバルト)が8年振りに復帰するほか、フランスのDSが初出展し、メルセデス・マイバッハが復帰するなど、多くの海外ブランドが東京モーターショーに魅力を感じて、東京ビッグサイトに集結する。

世界初出展のワールドプレミアは76台(乗用車42台、商用車6台、二輪車18台、カロッツェリア5台、車体5台)、日本初のジャパンプレミアは68台(乗用車49台、商用車1台、二輪車15台、車体3台)が出展され、いずれも乗用車の出店車数は前回の2013年よりも増えている。


国産メーカーの見どころは?

国産メーカーの注目どころとしては、トヨタのプリウス、来年春に発売予定の5ドアSUV、Tトヨタ C-HR コンセプトが日本で初めて見られる。また、世界初出展としてトヨタ S-FRをはじめとする3台のコンセプトカーとロボット宇宙飛行士KIROBO MINIがある。レクサスは、2015年内に発売予定のGS Fが日本デビューする。

日産自動車からは、軽EVのテアトロ for デイズが初お目見えとなる。ニッサン・グリップス コンセプトや、ニッサン・コンセプト2020ビジョン・グランツーリスモが日本初披露だ。

ホンダからは市販予定の新型FCVのほか、シビック TYPE R、オデッセイHVが、スバルからはスバル・ヴィジヴ・フューチャー コンセプト、インプレッサ・ファイブドア・コンセプト、三菱自動車からはMITSUBISHI eX Conceptなど、車好きがワクワクするような車両が初めて見られる。

そして、マツダスポーツコンセプトは、特設サイト上でも一部のシルエットしかわからないというミステリアスさで、期待が高まる。マツダでは、1967年発売の名車コスモスポーツも展示されるということで、新旧の対比が楽しめる構成となっている。