ヤフー(東京都港区)がまもなくサービスを開始する中古住宅の個人間売買事業「不動産流通革命プロジェクト」が明らかになりつつある。

同サービスは、住宅の持ち主が自分の好きな価格で自宅を売りに出せるというもの。必要な情報を登録するだけで、ヤフーが運営するサイト「Yahoo!不動産」に無料で掲載される。

売却時にはソニー不動産がサポートする。具体的には、購入希望者の内見にソニー不動産のスタッフが同行するほか、物件引き渡しまでの契約、決済などの各手続きでもフォローする。

ヤフーは、北米の不動産取引の形態「FSBO(For Sale by Owner)」を参考にサイトを設計。

「FSBO」では売り主個人が次の4つのステップを踏む。1.売り出し価格の決定、2.売却の準備、3.買い主との交渉、4.売却手続き。

北米では中古住宅取引全体の4分の1がこの「FSBO」で行われているといわれるが、知らない人とやり取りする、家に招き入れる、知らない人の家を見学するという行為が日本人になじまないという懸念があり、ソニー不動産のサポートにより解決を図る狙い。(提供: リフォーム産業新聞 11月3日掲載)

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