(写真=リフォーム産業新聞/足立淳 代表取締役)
(写真=リフォーム産業新聞/足立淳 代表取締役)

対面相談サービス運営

リノベーションラウンジ東京は、中古マンションの購入とリノベーションを検討されているお客様に対して、リノベーションに適した上質な中古物件のセレクトと、お客様と最も相性の良いリフォーム会社のご紹介を対面形式で行っております。

サービスを開始して間もなく一年ですが、様々なお悩みやご要望をお持ちのお客様にご来店いただいております。弊社にご来店いただく多くのお客様に共通するお悩みとして、大きく以下の3つが挙げられます。

◆(1)そもそも何から始めればよいかわからない

リノベーションは初めて経験される方がほとんどにもかかわらず、目で見て評価できるプロダクト(完成品)が無く、また、不動産会社、金融機関、リフォーム会社など登場人物が多いため、お客様にとっては非常に難易度の高いものとなってしまっています。

◆(2)中古物件の見極め方がわからない

物件選びについても、いまでは様々なポータルサイトが存在し、容易に物件を探せる環境は整備されていますが、一方で、その物件の善し悪しを判断する知識やノウハウについては全くの無知といっても過言ではありません。その結果、物件の表面的なデザインやスペックだけで購入の判断をしてしまう方も多くいらっしゃるかと思います。

特に中古物件購入からのお客様の場合は、物件決定前にリフォーム会社を決めておくことがリノベーションの成功において非常に重要なポイントとなりますが、多くのお客様は物件決定前にリフォーム会社に相談に行くという発想がありません。リフォーム会社側は物件決定前であっても気軽に相談できるという点を、より積極的にアピールすべきと言えます。

◆(3)自分に合ったリフォーム会社の選び方がわからない

また、集客においてインターネットサイトの重要性が高まった今、各社がホームページやスマホサイトなどに注力し始め、どの会社のホームページも非常に完成度が高くなっています。さらに、デジタルカメラ等の性能向上により、事例写真などの品質も高くなっており、より会社ごとの差別化が困難となってきました。

「人」の重要性高まる

実績や経験などは前提条件として必要不可欠ですが、このような状況においては、より『人』に対する重要性が高まってきていると感じます。

何もわからない状態で迷ってしまっているお客様に対して、いかに寄り添い、不安を払拭してあげ、信頼をしていただける関係性がつくれるか。そういった能力が今後、不動産会社やリフォーム会社には求められるようになるのではないでしょうか。

サムタイムズ リノベーションラウンジ東京 足立 淳代表取締役
【プロフィール】
1984年生まれ。立命館大学を卒業後、株式会社リクルートに入社。住宅リフォーム領域の営業リーダーとして、多数のリフォーム会社へのコンサルティング・広告営業を行う。2014年、株式会社サムタイムズを設立し、リノベーションラウンジ東京を開始。(提供: リフォーム産業新聞 12月08日掲載)

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