先週発表された主な経済指標

◆1月9日 生産者物価(PPI、前年比) 12月 -5.9% 市場予想 -5.8%、前回 -5.9%

12月のPPI は前年比5.9%低下し46カ月連続でのマイナスとなり市場予想を小幅に下回りました。原油などの原材料価格が下落したことや、中国国内需給の低迷などが主な原因だと考えられます。

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◆1月9日 消費者物価指数(CPI、前年比) 12月 +1.6% 市場予想 +1.6%、前回 +1.5%

12月のCPIは前年比1.6%上昇し市場予想と一致しました。食料を除くCPIと食料関連のCPIは共に上昇率が拡大しましたが、なかでも野菜価格の上昇が目立ちました。また、飛行機チケット価格も前年比2.3%上昇しています。

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◆1月13日 中国貿易収支 12月 +600.9億ドル 市場予想 +513.0億ドル、前回 +541.0 億ドル
輸出 12月 -1.4% 市場予想 -8.0%、前回 -6.8%
輸入 12月 -7.6% 市場予想 -11.0%、前回 -8.7%

12月の中国の輸出は前年比1.4%減と減少率が前回から縮小しました。また、輸入も前年比7.6%減と減少率が前回より縮小し、輸出、輸入ともに市場予想を上回りました。この結果12月の貿易収支は前月から黒字額が拡大し、600.9億ドルの黒字となっています。

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今後発表される主な経済指標

◆1月19日 国内総生産(前年比) 4Q 市場予想 +6.9%、前回 +6.9%

2015年第4四半期(2015年10-12月期)の国内総生産(GDP)は前年同期比6.9%増が見込まれています。輸出と国内消費はやや伸びるものの、不動産関連の固定資産投資と鉱工業生産が引き続き低迷することで、2015年のGDPの政府目標である7%成長は下回りそうです。

ただ、政府は安定成長のために、積極的な財政政策(財政支出の増加や地方債務の借り換えなど)と金融政策(度重なる利下げや預金準備率の引き下げ)に踏み切っており、これが経済の短期的な支えとなりそうです。

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◆1月19日 固定資産投資(前年比) 1-12月 市場予想 +10.2%、前回 +10.2%

固定資産投資額の伸びは、不動産や鉄道関連の固定資産投資額の減少傾向が続くことで前月並みに止まりそうです。なお、固定資産投資額は農村部を除いた都市部の建築工事や設備工事費を集計したものです。

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◆1月19日 鉱工業生産(前年比) 12月 市場予想 +6.0%、前回 +6.2%

12月の鉱工業生産は、12月の中国製造業PMI内訳の生産指数が前月から小幅に改善した(51.9→52.2)ものの、天候要因もあり前年比6.0%増と伸び率が前月から低下すると見込まれています。

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