中国人を対象にした今年の旅行に関する意識・動向調査で、中国人が訪れたい国として「日本」が3年連続で1位になった。食べてみたい日本食は「寿司、刺身」のほか、和食や和牛などが上位に入ったが、4位以下には意外なモノがランクインしている。
調査を行ったのは、旅・食・遊情報を提供するオンラインメディア「トラベルズー」 で、今回6回め。昨年11月から12月にかけて、中国人会員を対象に実施。有効回答数は2111人分。
B級グルメにも関心?
全体旅行の回数は減少傾向だが予算は増えており、「クオリティの高い旅のスタイルへシフトしてきている」と調査レポートでは分析している。日本で体験してみたい宿泊施設(複数回答)として最も多かった回答は、「旅館の露天風呂付きの部屋」(53.4%)が最多。以下、「温泉エリアや京都、北海道などの都市圏外の旅館の露天風呂付部屋」、「東京や大阪などの都市での外資系ラグジュアリーホテル」などが上位に入った。
このように、高価格と思われる部屋を希望する人が多い中で、意外なのは、「東京や大阪などの都市での Airbnb などのホームステイ」という回答が4分の1程度(25.4%)とはいえあったことだ。
食べてみたい日本食は先述したとおり、「寿司、刺身」が1位(51.9%)で、以下「和食・懐石料理」(49.60%)「和牛ステーキ」(40%)など。トップ3は意外性のない結果だったが、4位以下には「ラーメン」(27.5%)や「居酒屋」(26%)などのいわゆる“B級グルメ”的な食事や「日本の家庭料理」(18.5%)、「そば・うどん」(13.7%)など庶民的な日本食が入った。ローカルの日本の食文化体験に興味を示す旅行者が多いことが伺える。
2014年から3年間の順位 上位は常連ばかり
1位 日本、日本 日本
2位 米国、米国、米国
3位 台湾、ニュージーランド、豪州
4位 ニュージーランド、豪州、ニュージーランド
5位 タイ、台湾、台湾
(ZUU online 編集部)