(写真=PIXTA)
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日銀がマイナス金利を導入し、長期金利も一時マイナスとなるなか株式の配当利回りの魅力が増しています。しかし、株式市場は中国経済の減速懸念や原油価格の下落、欧米での信用不安の台頭、急速な円高など外部環境の悪化を受けて大幅な調整となっています。昨年12月に20,000円の大台を回復した日経平均は今年に入り下げ足を速めると本日は15,000円を割り込みました。

そこで今回は外部環境の変化の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄のなかから高配当利回り銘柄を取り上げてみました。具体的には食料品、医薬品、情報通信セクターで配当利回りが2%以上で、営業増益が予想される銘柄をピックアップしています。

そのなかには武田薬品工業 <4502> 、伊藤忠テクノソリューションズ <4739> 、第一三共 <4568> のように配当利回りが3%を超えるものもみられます。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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