株式を保有していることによって付与される特典である「株主優待」。少額からの投資で手にすることができる銘柄も多数ある。特に、3月には決算が集中することもあってか、権利確定日も多いため、がぜん注目が優待銘柄に集まる。

そこで、決算日も集まり節目となる3月に注目される株主優待の中から、「20万円以下」という少額の投資で、気軽に株主優待を楽しめる銘柄を選んだ。自分の興味関心や趣味などとも照らし合わせ、ウェブサイトなどで優待の詳細を検証しておきたい。なお、株価の計算には、2016年2月5日の終値を用いた。

「20万円以下」で買える優待銘柄(1):ジャパンフーズ <2599> 11万5900円

総合飲料受託生産で国内大手の同社は、炭酸飲料を得意としており、水の宅配なども手掛けている。伊藤忠系で、利益は上期偏重傾向にある。株主優待としては、100株以上を保有する株主に対し、自社製品を提供している。

「20万円以下」で買える優待銘柄(2):東京テアトル <9633> 12万5000円

映画配給・興行で知られている同社の主力は、実は賃貸、リフォーム等の不動産事業で、飲食店も事業展開している。株主優待としては、8月1日~同年10月末日、11月1日~翌年1月末日を有効期間とする映画の無料招待券を提供している。1000株以上2000株未満の株主に対しては、1名1回の株主氏名が記載された招待券が4枚で、以下5000株までは1000株単位で4枚ずつ増加、5000株以上1万株未満の場合には20枚、1万株以上は32枚となる。なお、特別興行等で入場制限日があること、3D上映は差額料金400円の追加負担が必要となることに注意。

「20万円以下」で買える優待銘柄(3):なとり <2922> 17万500円

イカやサラミ、チーズ、農産系など多品種のおつまみを製造販売している同社は、素材やスナック菓子も手掛けている。株主優待としては自社製品の詰め合わせが提供されており、100株以上1000株未満の株主に対しては2000円相当、1000株以上3000株未満の株主なら3000円相当、3000株以上なら4000円相当となっている。

「20万円以下」で買える優待銘柄(4):ディー・エヌ・エー <2432> 17万1200円

傘下にプロ野球球団を持つことで広く知られている同社は、SNS上のゲーム課金が収益源だ。徐々にスマホゲーム開発に経営をシフトさせつつあり、海外にも展開している。株主優待として、2016年度に横浜スタジアムで開催される横浜DeNAベイスターズのプロ野球公式戦を観戦できる株主優待チケットが、100株以上300株未満保有の株主には1枚、300株以上の場合には2枚(1枚ずつ2試合での利用も可)提供される。また、100株以上の株主には、2016年度横浜DeNAベイスターズプロ野球公式戦内野指定席が500円引きになる割引証が贈られるほか、2016年5月~2016年11月の間、横浜DeNAベイスターズの主催試合生中継インターネット番組を視聴できる。さらに継続保有期間が1年超、かつ保有株数100株以上の株主は、株主限定イベントの抽選に応募することができるようになる。

「20万円以下」で買える優待銘柄(5):ゲオHD <2681> 17万7000円

直営店を軸に、ビデオやCD、DVD、ゲームソフト、本等のレンタル、リサイクル、販売を展開する同社は、100株以上の株主に各店舗に表示しているレンタル商品(DVD、ブルーレイ、CDなど)1点当りのレンタル料金が半額となる優待利用、もしくは2000円相当のリユース割引券を提供している。

「20万円以下」で買える優待銘柄(6): ドトール・日レスHD <3087> 18万2000円

傘下にFC主体の喫茶ドトールや、「星乃珈琲店」を展開する日レスなどを持つ同社は、コーヒー類の卸売りも行っている。株主優待としては、全国のドトールコーヒーショップ各店舗の取扱商品全ての購入に10ポイント=10円単位で利用できるポイントを、100株以上300株未満の保有者に対して1000ポイント、300株以上500株未満の保有者に対して3000ポイント、500株以上の場合には5000ポイント提供している。

「20万円以下」で買える優待銘柄(7):キーコーヒー <2594> 18万8300円

レギュラーコーヒーの製造販売大手の同社は、喫茶店などを顧客とする業務用が主力だ。子会社にイタリアントマトなどがある。株主優待としては、100株以上300株未満の保有者に対して1000円相当、300株以上1000株未満の保有者に対して3000円相当、1000株以上の場合には5000円相当の自社製品詰合せセットが贈られる。

「20万円以下」で買える優待銘柄(8):不二家 <2211> 18万9000円

製菓と洋菓子販売を2本柱とする同社は、2008年から山崎製パン <2212> の傘下にある。2014年2月には「タカラブネ」ブランドで知られる洋菓子販売の「スイートガーデン」を完全子会社化した。株主優待としては、自社店舗で使用できる自社製品・喫茶・料理の優待券が、1000株以上5000株未満の保有者に対して3000円相当、5000株以上1万株未満の保有者に対して4000円相当、1万株以上の場合には6000円相当贈られる。

「20万円以下」で買える優待銘柄(9): 日糧製パン <2218> 19万1000円

北海道内を中心に事業展開している製パン中堅の同社は、2009年の8月に山崎製パンの持分法適用会社になった。1000株以上の株主には2000円相当の道内産原料にこだわる同社製品が贈られる。

「20万円以下」で買える優待銘柄(10): 日本甜菜製糖 <2108> 19万8000円

国産ビート(甜菜)糖首位で製糖準大手の同社は、北海道を地盤に飼料、食品素材、農業資材なども手掛けている。株主優待としては、自社製品の砂糖が贈られる。1000株以上5000株未満の保有者に対しては3㎏、5000株以上1万株未満の保有者に対しては5㎏、1万株以上の場合には10㎏だ。(ZUU online 編集部)

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