日銀がマイナス金利を導入し長期金利がマイナスとなる一方で、東証1部上場銘柄の配当利回りの平均は2%程度となり、配当利回りの魅力が増しています。
こうしたなか3月は上場企業の決算が最も集中することから多くの高配当利回り銘柄を探すことができます。そのため先週末の投資のヒントでは大型株の3月期決算銘柄のなかから配当利回りが2.5%以上のものをピックアップしました。
そして今回は中型株のなかから条件をやや厳しくして配当利回りの高い銘柄をリストアップしてみました。具体的には配当利回りの基準を3%以上に引き上げたうえで、経常増益予想といった条件も加えて銘柄をピックアップしています。
そのなかで特に配当利回りが高いのがリョーサン <8140> で、記念配当を実施することもあって4%を超える配当利回りとなっています。また、川崎重工業 <7012> や池田泉州ホールディングス <8714> でも3%台半ばの配当利回りとなっています。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は3月28日です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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