本記事は、本田 健氏の著書『20代のときに知りたかったお金と幸せの話』(大和書房)の中から一部を抜粋・編集しています。
あなたは無意識に、お金の「ブレーキ」を踏んでいる
お金持ちになりたいと思っているのに、なぜかなれないのは、無意識に「ブレーキ」を踏んでいるからです。アクセルを踏みながら、同時にブレーキを踏んでいる状態です。どんなブレーキがあるのかを見ていきましょう。
ブレーキ1:お金を持つと嫌われる
お金持ちになると、友人や家族から嫌われるかもしれない。妬まれるかもしれない。だから、お金持ちにならないほうが安全だ。
ブレーキ2:お金を持つと大変なことになる
お金を持つと、狙われる。騙される。トラブルに巻き込まれる。だから、お金は持たないほうがいい。
ブレーキ3:お金持ちは悪い人
お金持ちは、何か悪いことをしてお金を得たに違いない。信用できない。自分は悪い人になりたくない。だから、お金持ちにはならない。
ブレーキ4:自分には価値がない
自分なんかが、お金持ちになる資格はない。自分には、そんな価値はない。だから、お金持ちにはなれない。
自分にはたいした能力がないので、お金が入ってくるはずがない。
ブレーキ5:お金を求めることは良くない
お金を追いかけると、大切なものを失う。お金を持つと人は変わる。だから、お金は追いかけないほうがいい。そして、自分は、家族、人間関係、生きがいを大事にしているので、お金は入ってこないだろう。
こういう無意識の心のブレーキに、心当たりはありませんか?
アクセル(お金持ちになりたい)を踏んでいても、これらのブレーキを踏んでいたら、前に進みません。ブレーキを外す必要があります。
両親が、あなたに植え付けた「お金の観念」
お金の観念の多くは、親から植え付けられたものです。
親が言っていたこと、親がしていたことが、あなたの観念を形作っています。
あなたは、幼少期、どんな言葉を聞いて育ちましたか。
「うちにはお金がない」「お金は大切にしなさい」
「お金の話はするものじゃない」「金持ちはロクな人間じゃない」
「お金があれば幸せになれる」「お金がなくても幸せにはなれる」
こういうネガティブな言葉が、あなたの潜在意識にプログラムされています。
また、親のお金に対する態度も影響しています。
親がお金に対して不安を感じていたら、あなたも不安を感じやすい。
親がお金を粗末に扱っていたら、あなたも粗末に扱いやすい。
親がお金のことで喧嘩していたら、あなたもお金に対してネガティブな感情を持ちやすい。
これらは、意識的に教えられたわけではありません。無意識のうちに、吸収してしまったのです。
自分がどんな観念を持っているか、そしてそれがどこから来たか。振り返ってみてください。
「うちにはお金がない」と言われて育った人の傾向
「うちにはお金がない」。この言葉を聞いて育った人には、共通の傾向があります。
傾向1:お金に対する欠乏感が強い
常に「お金がない」という感覚を持っている。実際にいくらあっても、「足りない」と感じる。お金がなくなる恐怖から、過度にお金を貯め込む。
傾向2:お金を使うことに罪悪感を感じる
お金を使うことが、悪いことのように感じる。必要なものでも、買うことを躊躇する。値段で判断する癖がついている。高いものを買う資格がないと感じる。
傾向3:お金について話すのが苦手
お金の話をすることに抵抗がある。給料の交渉ができない。高い価格を提示するのが怖い。値切ることもできない。
傾向4:お金で自分の価値を測る
お金がある人は偉い、お金がないと自分に価値がないと感じてしまう。
傾向5:お金を稼ぐことに制限がかかる
「自分には、この程度の収入がふさわしい」という無意識の上限がある。それ以上稼ごうとすると、無意識にブレーキがかかる。お金をもらいすぎると申し訳ない気持ちになる。
これらの傾向に、心当たりはありませんか?
親の言葉は、呪いのように潜在意識に残っています。
でも、呪いは解くことができます。新しい信念を上書きすることで、古い信念の影響を弱めることができます。
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