本記事は、本田 健氏の著書『20代のときに知りたかったお金と幸せの話』(大和書房)の中から一部を抜粋・編集しています。
「好きなことをすればお金が入ってくる」は幻想
まず、厳しい現実をお伝えします。
「好きなことをすればお金が入ってくる」
これは、幻想です。好きなことをしていれば、自動的にお金が入ってくる。そんなことは、ありません。
お金が入ってくるのは、価値を提供したときだけです。
好きなことが、誰かにとって価値がある場合にだけ、お金になります。
好きなことでも、誰の役にも立たなければ、お金にはなりません。
たとえば、絵を描くのが好きだとします。
ただ自分の好きな絵を描いているだけでは、お金にはなりません。
その絵が、誰かに「欲しい」と思われて初めて、お金になります。
好きなこと× 価値提供= 収入
この方程式を、忘れないでください。
好きなことがお金になるまでの本当のプロセス
好きなことがお金になるまでには、いくつかのプロセスがあります。
多くの人は、このプロセスを知らないから、途中で挫折してしまいます。
無理なくやるには、このステップを踏んでください。
ステップ1:好きなこと、得意なことを見つける
まず、自分が好きなこと、情熱を持てることを見つけましょう。
自分がやっていて、時間を忘れること、楽しいことは、あなたの才能です。
それを見つけて、どんどんやっていきましょう。その周辺に、あなたが最高の価値を提供できるものがあります。
ステップ2:スキルを磨く
好きなことを、お金になるレベルまでスキルアップさせてください。
好きなだけでは不十分で、上手でなければお金になりません。人に喜ばれるだけでなく、いろんなスキルを磨くことにフォーカスしてください。
ステップ3:価値を提供できるレベルになる
自分の楽しみではなく、他者に価値を提供できるレベルになることです。
人の話を聞くのが好きな人は、それだけでは仕事になりませんが、カウンセリングやコーチングの技術を学ぶことで、聞くプロになれます。
ステップ4:お金に換える方法を見つける
そのスキルを、どうやってお金に換えるか。ビジネスモデルを考えましょう。
コーチングであれば、5回セッションでいくらという具合に、具体的にお金をもらえる仕組みを考えるのです。
ステップ5:継続的に稼ぐ仕組みを作る
一度だけでなく、継続的にお金が入ってくる仕組みを作りましょう。
たとえば、毎月Zoomでセッションをやって、見込み客を集め、3か月のコーチングを依頼してもらう仕組みを作るのです。
多くの人は、ステップ1で止まっています。好きなことは見つかった。でも、スキルを磨く努力をしていないといった感じです。
または、ステップ2で止まっているかもしれません。スキルは磨いた。でも、お金に換える方法を知らなければ、話を聞くのが上手、料理が上手というだけで、プロとして生きていくことはできないでしょう。
先ほどのすべてのステップを踏まなければ、好きなことはお金になりません。
好きなことで稼げない人の5つの共通点
好きなことで稼げない人には、共通点があります。
自分もそのパターンにハマっていないかチェックしてみてください。そこから、自分の改善点も見えてくるでしょう。
共通点1:スキルが中途半端
好きなことは好きだけど、プロレベルには達していない。アマチュアレベルでは、お金を払ってもらえません。
共通点2:市場を見ていない
自分が好きなことだけを追求しても、それが市場で求められているかを考えていない人が多くいます。
共通点3:ビジネスの視点がない
アーティストやクリエイターに多いのですが、「お金のことを考えるのは汚い」と思っている。ビジネスの視点がないと、お金にはなりません。
共通点4:小さな失敗で感情が乱れる
好きなことで稼ぐには、時間がかかります。最初はお金にならない時期が続く。その時期に諦めてしまう人が多いのです。
共通点5:生活費のプレッシャーに負ける
好きなことだけで生活しようとして、生活費に追われます。そうすると焦ってしまい、良い仕事ができなくなります。
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