今年に入って日経平均は調整が続いています。昨年末に19,000円だった日経平均は年初から6日続落となると1月21日には16,000円まで下落しました。その後一旦17,900円まで持ち直すものの、再び下値模索となり2月12日には15,000円を割り込む場面もみられました。
3月14日に17,300円近くまで切り返した日経平均ですが、4月に入って保ち合いを下に放れると16,000円台での推移となっています。
このように今年に入って厳しい環境が続く日本株ですが、こうしたなかでも強気の評価が増えた銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に第3四半期決算発表前に比べて強気(強気とやや強気)の評価が2人以上増えた銘柄をピックアップしてみました。
そのなかでも特に強気の評価が増えたのがスズキ <7269> でこの2カ月間で強気が5人も増えています。また、トヨタ紡織 <3116> と信越化学工業 <4063> 、あおぞら銀行 <8304> でも強気が3人増えています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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