◎海外送金

11.Transferwise トランスファーワイズ 「国際送金手数料が銀行の10%」

個人ベースで外貨の送金ができる国際送金サービスのトラスファーワイズ。

スカイプやペイパルを創業時から支えてきた2名のエストニア人ITプロフェッショナルによって、2011年に英国で誕生した。

同社の特徴は国際送金にかかる手数料の安さで、銀行が課す手数料のたった10%で済む。例えば送金額が200ポンド(約3万円)未満の手数料はたったの1ポンド(約150円)と言った具合だ。

現在、英国、フランスなどで利用の需要が高いが、今後はアジア圏、アフリカへの拡大を見込んでいる。

高い手数料と面倒な手続きを解消したサービスは、まさにスカイプ構築から学んだ「求める人同士のマッチング」が土台となっていると言えよう。

12.Payoneer ぺイオニア 「米国・欧州からの支払いを可能にした決済ツール」

日本に居ながら米国や欧州の決済サービスが受けられるぺイオニア。まるで口座をもっているかのように、米国や欧州からの外貨預金を支払受取口座にて受け取ることできるのだ。

口座開設に必要なデポジットも不要であり、簡単に売掛金を日本国内の銀行口座から受け取れる。

また顧客への請求書発信などの面倒な手続きをぺイオニアを通して行うことができる。

13.Remitly レミットリー  「インド・フィリピン・メキシコに済む家族へ送金」

米国とカナダからインド・フィリピン・メキシコに送金が可能な個人ユーザー向けの国際送金システム。

登録は至ってシンプル。オンライン上でメールアドレスなど自身の情報を入力し、アカウントを制作すれば良い。

送金手数料は送金先の国により異なり、エコノミーとエクスプレスの2設定がある。

主に、母国に暮らす家族や友達への送金が目的となっており、通常の国際送金が不可能な状況にあるユーザーにとっては自宅で簡単にできる打ってつけのサービスと言えるだろう。

14.Currency Cloud  カレンシ―クラウド 「ロンドン拠点の有力送金ベンチャー企業」

カレンシークラウドは2012年英国で創立されたスタートアップ企で、Saas(Software as a service)型モデルの国際送金システムである。

ペイメントエンジン(Payment Engine)とAPI(Application Programing Interface)をベースとしたB2B事業を経営の軸としているのが特徴だ。

また、欧州ソフトウェア最大手SAPの投資部門であるサファイヤベンチャーズや日本の楽天が出資に参加したことも話題となった。