◎個人資産管理(PFM)

15.Personal Capital  パーソナルキャピタル 「ワンストップ管理サービスで革命を起こす」

パーソナルキャピタルは個人ユーザー向けに、お金に関する全ての事が1か所で管理できる「ワンストップサービス」を提供している。

これは用途によって使い分けなければならない数か所の口座の情報を一つに終結し、モバイルデバイスを使って「1か所」で管理できるという画期的なサービスである。口座の数だけ問い合わせ先があるという不憫性を解消した例だ。

また、フィノべ-ション・スプリング(Finovate=Finance+Innovation )では輝かしく最優秀賞を受賞した。

16.Nutmeg   ナツメグ  「オンライン投資が手数料1%以下」

投資家参入の門戸を大きく広げたナツメグ。気軽に楽しめる低コストのオンラインサービスが売りだ。

今まで多額の資金を要していた「投資」のカタチに変化をもたらせ、市場が求める「誰でも参加できるオンライン投資」を実現している。

顧客はソーシャルメディア・プラットフォームに接続し、スマホなどのモバイルデバイスで投資に関してのアドバイスが受けられる。

取引手数料も0.3%~0.95%と1%以下になっている。

17.Betterment  ベタメント  「業界最安値 手数料0.15%を実現」

米国を拠点とするベタメント。同社の特徴は何と言っても手数料の安さであり、業界最安値0.15%を実現している。

現在のところ、米国在住者(永住者、ソーシャルセキュリティー保持者)のみがサービスの対象であり、まずは米国内での信頼と実績を固める方針だ。

最低投資額や最低残高を設けておらず、ナツメグ同様投資家の参入門戸を大きく開放しているのが特徴である。

18.FutureAdvisor フューチャーアドバイザー 「資産運用代行の手数料0.5% 」

米国・サンフランシスコを拠点とするフューチャーアドバイザー。顧客の資産運用と管理を代行を0.5%という安価で提供する投資のエキスパート集団だ。

同社は最強テクノロジーを盾に自動投資サービス、リバランス、低コスト、低リスクを約束する話題の「ロボ・アドバイザー」の1つである。

また創立の軸が元マイクロソフトの熟練エンジニア達である他、、信頼できるポートフォリオ・マネジメントが期待できるのも魅力だ。

19.Sigfig  シグフィグ  「投資1万ドルまで手数料ゼロ」

米国を拠点とするシグフィグ。最低投資額は2000ドル、1万ドルまでなら手数料ゼロで投資がスタートでき、投資のカタチを顧客の要望を重視した「DIY型」で提唱している。

年間かかる手数料も低く、通常平均1.3%のところ0.25%でサービスを提供しているのも特徴だ。

また、同社もフューチャーアドバイザー同様「ロボ・アドバイザー」の1つである。節税に対する的確なアドバイスや自動リバランスまで受けられるサービスは多岐に渡る。

20.Wealthfront  ウェルスフロント 「シグフィグとの差別化に全力」

米国に拠点を置くウェルスフロントはシグフィグの競合ともいえる存在。低コストの手数料を提唱し、シグフィグと並び1万ドルまで無料、以後0.25%となっている。

分散型投資のポートフォリオの提案や組み替えを提供し、ロボ・アドバイザーならではの自動リバランスシステムや税金の非課税枠を生かした投資へのアドバイスも行っている。

まとめ

銀口座を持つ価値が薄れつつある中、金融業界が見落としていた「顧客の真のニーズをフィンテックが埋めていく」というスタンスが今後多く見られるだろう。

しかし世界のフィンテックの仕組みが日本の金融業界に100%当てはまるとは限らない。各金融企業にマッチした仕組みを上手にさじ加減することが、勝ち残りの足掛かりになるのではないだろうか。( FinTech online編集部