◯日本を支える給与所得者の実像
給与所得者とは、主に会社員が該当し、全国の一人当たり平均給与は409万円(男性504万円、女性268万円)となっています。
そしてその総数は4,566万人(対前年比0.3%増、14万人の増加)となっています。これを男女別にみると、男性2,731万人(同0.1%増、2万人の増加)、女性1,835万人(同0.6%増、12万人の増加)となります。また、給与総額は、186兆7,459億円 (同0.4%減、7,996億円の減少)となっています。
【民間給与実態統計調査-調査結果報告-より抜粋】
・平均給与
平均給与及び対前年伸び率の推移(平成13年~平成23年)より、過去10年間、1人当たりの平均給与は緩やかに右肩下がりになっています。
「平成13年 453万円」→「平成23年 409万円」
「平均給与及び対前年伸び率の推移」
・年齢別の平均給与
日本全体としては、年功序列賃金となっていることが分かります。
「平均給与を年齢階層別にみると、男性では 55 歳未満までは年齢が高くなるに従い平均給与も高くなり、50~54 歳の階層(641 万円)が最も高くなっているが、女性では年齢による較差はあまり顕著ではない」とのことです。
勤続年数別の平均給与でも、「平均給与を勤続年数別にみると、35年未満までは勤続年数が長くなるに従い高くなり、勤続年数 30~34 年の階層(635 万円) が最も高くなっている」ということで、年功に従って給与が増えていることが見て取れます。
「年齢階層別の平均給与」
・事業所規模別の平均給与
企業規模別の平均給与では、従業員数が多い会社ほど、又は、資本金が大きい会社ほど、平均給与が大きくなっています。(民間給与実態統計調査-調査結果報告-の第9表、第10表参照)
・年収別の人数
300万円超400万円以下が837万人と最も多くなっています。
ちなみに
1,000万円以上の給与を貰っている人数は、178万人で全体の3.9%。
1,000万円超 1,500万円以下が133万人(全体の2.9%)
1,500万円超 2,000万円以下が27万人(全体の0.6%)
2,000万円超 2,500万円以下が7万8千人(全体の0.2%)
2,500万円超が9万2千人(全体の0.2%)
となっています。
「給与階級別給与所得者数・構成比」(一部抜粋、計は男女計の部分です)
・納めている税金
総額が7兆5529億円となります。
給与が800万円以下の人数は3487万人で税額が3兆1058億円(全体の41.1%)、800万円超の人数は366万人で全体の給与所得者の 8.0%ですが、税額が4兆4472億円(全体の58.9%)となっています。なお、1000万円超では、3兆5041億円(全体の46.4%)です。2500万円超の給料を貰っている人の総数は全体の2.2%ですが、納めている税額は1兆416億円で、全体の13.8%となっています。
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(2012年10月8日)