世界大富豪ランキングが発表され、総合ランキングでは1位はおなじみのビル・ゲイツ氏だったが、今回はギャンブル・カジノ業界の億万長者たちを紹介しよう。
このランキングはフォーブズがまとめたもの。ギャンブル・カジノ業界でカテゴライズされた億万長者は合計22人、そのうち日本から4人が選出され、いずれもパチンコ関連の企業の経営者達だった。
「レジャー白書2015」によれば、2014年の日本のパチンコの市場規模は24兆5040億円、参加人口は1000万人を超える。この数字を見れば、オーナー企業が多いパチンコ業界から億万長者たちが生まれることも納得がいく。
ランキングトップ10を見てみると、意外なことに、ラスベガスなどのカジノのイメージが強いアメリカからは一人しかいない。香港やイギリス、さらにはイスラエルなど様々な国と地域にギャンブル・カジノで大金を手にした人がいることがわかる。
それでは、「世界大富豪ランキング」のギャンブル・カジノ業界編トップ10を見てみよう。
10位 Manuel Lao Hernandez (マヌエル・ラオ・エルナンデス)24億ドル
1944年生まれのスペイン人。スペインで最も大きいカジノ会社であるCrisaの創業者。また彼が経営するNortia Corporationには372の子会社があるようにカジノを中心に多角的な事業を行っている。
9位 毒島 邦雄 29億ドル
1925年生まれの日本人。パチンコメーカー三共の創業者で名誉会長。
8位 テディ・サギ 33億ドル
1972年生まれのイスラエル人。オンラインカジノやオンラインポーカーなど向けのソフトウェアを扱うPlaytechの創業者。2つのベンチャー会社を上場させ、その企業の株の売却益でも財をなした。
7位 パンジー・ホー 34億ドル
1962年生まれの香港人。父親であるスタンレー・ホーが経営していた会社を継いでいる。サンタクララ大学卒業。
6位 デニース・コーツ 38億ドル
1967年生まれのイギリス人。利用者が全世界200カ国に900万人以上のブックメーカーBet365の創業者。同社はイングランドプレミアリーグのストーク・シティのユニフォームスポンサーでもある。
5位 韓昌裕 40億ドル
1931年韓国生まれの日本人。マルハンの創業者で代表取締役社長。1999年には勲三等瑞宝章を叙勲している。マルハン創業前はボウリング事業にも取り組んでいたが、事業に失敗し現在の価値にして1200億円相当の借金をしていた。東日本大震災の際には総額7億円の寄付を行っている。
4位 Mark Scheinberg 41億ドル
1973年イスラエル生まれのイギリス王室属領マン島在住のカナダ人。世界でも最も大きいオンラインポーカーのPokerStarsの経営者。大学に入学するも1年ほどで中退してしまった経歴がある。
3位 ルイ・チェ・ウー 76億ドル
1929年中国生まれの香港人。マカオでカジノとホテルを運営しているギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団)の経営者。
2位 Johann Graf(ヨハン・グラーフ) 80億ドル
1946年生まれのオーストリア人。ノボマティック・グループの経営者。もともとは実家の肉屋を継ぐ予定だったが、アメリカのピンボールマシンをオーストリアに輸入し始めたことがきっかでギャンブル業界に足を踏み入れた。
1位 シェルドン・アデルソン 252億ドル
1933年生まれのアメリカ人。日本人にもなじみ深いシンガポールのマリーナベイ・サンズも経営するラスベガスのカジノリゾート運営会社ラスベガス・サンズのCEO。
(ZUU online 編集部)