趣味やスキルを活かした副業に興味はあるけれど、果たしてそれは仕事になるのか。また、商売はしてみたいけれど、自分にできることはあるのか……。そんな副業に関する悩みを解決するべく、ひとりビジネス習慣の専門家・佐藤伝氏に成功の秘訣をうかがった。
副業で、お金にも心にもゆとりができる
ビジネスマンのみなさんは、会社勤めの他に「副業」を作ろう、と考えたことがあるでしょうか。
「興味はあるが、できそうにない」とためらっているとしたら、それは大きな損失です。
収入源が会社からの給与だけ、という状態は心もとないものです。会社組織にすがり、周囲の顔色をうかがいながら過ごすのは窮屈ではないでしょうか。
副業があれば、収入だけでなく、心にゆとりができます。行動にも広がりが出て、発想やアイデアも斬新になり、会社での評価もむしろ高まります。
「でも、商品にできるような特技がない」という方も心配ご無用。商品は、自分のものでなくてもかまいません。誰かの作った商品の販売を請け負うだけでも、立派なビジネスです(下図参照)。
逆に、「自分は、モノは作れるけれど売る才能がない」と思っている人ならば、販売を人に任せることでビジネスが成り立ちます。「作る人」「売る人」で売上げを分ければ、双方が収入を得られます。
副業をするにあたっては、こうした柔軟で自由な姿勢が必要です。会社にうしろめたさを感じるようなうわべの「忠誠心」に縛られないほうが人生が輝くものです。
とはいえ、「副業を始めたいんだ」などと同僚に相談するのはやめたほうが得策。「辞めるつもりなのか?」という無用な疑念を抱かせてしまうからです。
情報やノウハウを知りたいなら、セミナーや勉強会に参加するのが一番です。精力的に活動している人に数多く出会うことで刺激を受けますし、有益なヒューマン・ネットワークも作れるでしょう。
