中国,報道,メディア,事件,日本
(写真=Thinkstock/Getty Images)

神奈川県相模原市で起きた凄惨(せいさん)な殺人事件は、中国でも「残疾人福利院惨案」とされ、大きな関心を集めた。

ニュースサイト「今日頭条」では1日中この事件をトップに据えていた。パソコンで「殺人事件」と入力してニュース検索すると、1〜6ページ目までこの事件で占められた。検索エンジンの検索数順位では当日の3位だった(ちなみに1位はCCTVの爆笑NG集のトピックだった)。

大雨による被害も一段落し、中国にしては平穏な1日だった。そのため余計に注目を集めた可能性はある。

CCTV(中国中央電視台)と新聞報道

27日夜7時のCCTV全国ニュースではいつものように外信は7時25分からの5分間で、項目は以下の4つ。

1 アセアン+日中韓の外相会議
2 神奈川県相模原市の19人大量殺人事件、
3 ロシアがリオ・オリンピックに条件付きで出場
4 ソーラー飛行機インパルス2がアブダビ着、世界一周を達成

2番のニュースは、は放映時間では半分近くを占めた。

翌日の地方紙は、国際面のトップで全体の5分の4をこの事件に当てた。見出しは「犯人はかつて470人の障害者を殺すと語った」、小見出しは「近所では子供好きの好青年」となっている。犯人の人となり、両親の職業から周囲の人間の証言など詳しく報じている。また日本は銃器類の規制が極めて厳格で刃物類しか凶器となり得ず、こうした大量殺人は極めてまれとしている。

いずれも最近の日本関連ニュースでは最大の扱いである。中国人にとっても衝撃的事件だったことに間違いない。