今年の夏はリオデジャネイロ・オリンピックが開催され、暑い夏に負けないアスリートの熱戦に、寝不足も覚悟でテレビ中継に夢中になった人も多いだろう。

日本人選手の活躍に、国内も大いに盛り上がりを見せた。メダルを獲得した日本人選手には日本オリンピック委員会 (JOC) から金メダル500万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円の報奨金に加え、各競技団体も独自にメダル獲得者に報奨金を用意した。

しかし、世界には破格のボーナスを出す国もある。水泳界のレジェンドことマイケル・フェルプスを破りシンガポール人として初めてのオリンピック金メダリストとなったジョセフ・スクーリング選手には100万シンガポールドル (約7500万円) もの報奨金が与えられ、今回のオリンピックに参加した国・地域の中で最も高い金額だった。

しかし、オリンピックにはアマチュア選手も数多く参加し、競技を続けるために金銭面で苦労した話も絶えない。一方、プロスポーツの世界に目を向けると、世界一流のプレーヤーになると億万長者もざらにいる。今回は、世界のスポーツ選手のうち、年俸の高いトップ10のランキング選手をピックアップする。

10位 コービー・ブライアント (バスケットボール)5000万ドル (約50億円)

トップ10にランク入りしたのは、アメリカ4大スポーツの1つバスケットボールのナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)のレイカーズの司令塔として長く活躍しコーヒー・ブライアント。昨年11月に現役引退を表明したが、20年に及ぶ選手生活では、トータル6億5000万ドル (650億円) を稼ぎ出し、同年代に活躍したスポーツ選手の中で最も成功した選手の1人となった。

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9位 ジョルダン・スピース (ゴルフ) 5280万ドル(約53億円)

長らくゴルフ界をけん引してきたタイガー・ウッズ(米)を上回り、トップ10入りを果たしたジョルダン・スピース。若干23歳にして、2015年シーズンにはメジャー大会で2勝を上げるなど2013年のプロ転向後、快進撃を続けている。

8位 フィル・ミケルソン (ゴルフ) 5290万ドル(約53億円)

ジョルダンに続いたのが同じくゴルフ界のベテランであるフィル・ミケルソン。長らくメジャータイトルが獲れないことから「無冠の帝王」と呼ばれていたが、2004年のマスターズで優勝すると、その後もメジャータイトルを積み重ね、実力とともにアメリカでは絶大な人気を誇る。

7位 キャム・ニュートン (アメリカンフットボール) 5310億ドル(約53億円)

全米4大スポーツの1つアメリカンフットボールからはカロライナ・パンサーズのキャム・ニュートンがランク入り。大学時代から華々しい活躍を見せ、大学最優秀選手に贈られるハイズマン賞を受賞して鳴り物入りでNFL入り。その後も目覚ましい躍進を遂げ、20代にして堂々の7位に入った。

6位 ノバク・ジョコビッチ (テニス) 5580億ドル (約56億円)

6位には、テニス界「ビッグ4」の一角であるノバク・ジョコビッチがランクインした。直前のリオ五輪では、世界ランキング1位、セルビア代表としての期待を一身に受けて試合に挑んだがまさかの初戦負け。テニスの4大大会では12回の優勝を誇り、2015年には史上初めて大会での獲得賞金が20億円の大台を突破するなど、世界トップのプレーヤーとして君臨している。