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(写真=Thinkstock/Getty Images)

iPhone7 の予約好調で関連銘柄に注目ーーそんなタイトルを目にすると米国株の話と思われるかもしれない。投資経験のほとんどない初心者はなおさらだろう。

しかし、Apple の関連銘柄は日本や台湾、中国でも買われている。米国で iPhone7 の予約が Tモバイル、スプリント等の通信事業者から「過去最高」「iPhone6 の4倍」などと伝わると Apple の株価は9月19日に116.18ドルの年初来高値をつけた。同時に世界各国でも Apple 関連銘柄も買われている。

今回は、日本の Apple 関連でも注目度の高い銘柄の一つ、アルプス電気 <6770> にフォーカスして「Apple と関連銘柄」について紹介しよう。

Apple のサプライチェーンの代表銘柄

電機業界の関係者や、株式投資をやっている人でなければアルプス電気という会社は馴染みが薄いかもしれない。

そもそもアルプス電気は最終製品を出しているわけではない。同社は車載や家電向けに「電子部品」を供給している企業だ。カーオーディオ、カーナビで知られるアルパインの親会社でもある。

Apple は工場を持たないファブレス企業だ。iPhone はアルプス電気やサムソンといった日本や韓国企業の優秀な半導体や電子部品を使い、鴻海(FOXCONN)などのECMメーカーが中国や台湾で安いコストでアセンブリーする生産体制をとっている。

上記のような一連の企業は、Apple の「サプライチェーン(供給網)」と呼ばれている。Apple は、業界関係者や証券アナリストなどに向けて「サプライヤーズリスト」を公開しており、2016年2月のリストには21ページにわたり200社程度の取引のある会社名と供給しているすべての工場がリストアップされている。

アルプス電気は iPhone のカメラ向けに手ぶれ補正器などを生産しており、中国や日本、マレーシアなど8つの工場がサプライヤーズリストに登録されている。

基本的には、サプライチェーンのメーカーは Apple 関連の受注や売上、採算などを公表してはいけないことになっているようだ。しかし、Apple の発表では日本のサプライチェーン会社とは3兆円もの取引があるとされている。

Apple のサプライチェーンの日本企業は多数存在する。そのなかで、とくに業績寄与度の高いのがアルプス電気だ。ほかにも村田製作所 <6981> 、日東電工 <6988> 、TDK <6762> 、太陽誘電 <6976> 等が関連銘柄として市場で注目されることが多い。