必要に応じて契約を見直そう

ここで筆者が実際に経験したことを書かせてください。 約1年ほど前、終身保険と医療保険に加入している生命保険会社の営業担当者から自宅に電話がありました。契約時に取り扱って下った方が退職され、自分が新たな担当になったからごあいさつを兼ねて、保障内容を説明させてほしいとのことでした。 筆者が加入している生命保険はシンプルなものなので、説明していただくほどの契約でもなかったのですが、勤務先の近くまで来ていただけるとのことでしたので昼休みにお目にかかることにしたのです。

1時間ほど話して得たことは、医療保険には現在よりやや低い保険料で、保障内容がよくなる商品があるので掛け替えないか?との提案でした。従来加入していたものは入院時の保証が5日以上の入院のみだったのですが、新たに提案されたのは1日目から保障されるものだったのです。幸い健康状態に問題がないので、年齢が上がっていても保険料は毎月数百円安くなると説明を受けました。

なるほど、生命保険も次々に様々な商品が販売されています。それらを契約者がすべて知っているわけではありません。さらに、家電のように壊れたら買い替えるといった機会もないものです。筆者が経験したようなことは 、営業に会って話して初めてわかることが多いので はないでしょうか。


1年に1度程度は面会しておく

場合によっては、不必要な契約を結んでいるかもしれませんし、保障のニーズは時間とともに変化しますから、加入した当時は問題なくても、現在にはふさわしくないとか、筆者のケースのように別の契約にメリットがある場合もあります。 このような状況を解決するために生命保険会社の営業担当者とよく話すことが大事なのです。よって 契約のメンテナンスという意味で1年に1度ぐらいお目にかかっておいてもいい と思います。筆者のケースのように営業担当者が代わっているということも決して少なくありませんから。

なお、契約を結びなおす場合は、保障が途切れる期間がないかどうか、自分の現在の状態で加入できるのかどうか、従来の契約に解約返戻金(解約して手元に戻るお金)があるのかどうか確認してください。そして、 わからないことがない状態で新たな契約を結ばないこと、これが一番大事です 。

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