65歳以上の国民医療費は65歳未満の4倍以上
国民医療費を年齢階級別にみると、14歳以下が2兆4829億円、15歳から44歳が5兆 2244 億円、45歳から64歳が9 兆1932億円だったのに対し、65歳以上は全体の58.6%にのぼる23兆 9066億円だった。
人口一人当たり国民医療費をみると、65歳未満が17万9600円だったのに対し、65歳以上は72万4400円となっている。そのうち医科診療医療費は、65歳未満の12万3000円に対し、65歳以上は53万5700円、歯科診療医療費は、65歳未満の1万8300円に対し、65歳以上は3万2500円だった。また、薬局調剤医療費になると、65歳未満の3万2600円に対し、65歳以上は12万7700円に上っている。
都道府県別「一人当たりの医療費」ランキング トップ10
患者の所在地を基準に都道府県別の医療費をみると、東京都が3兆9679億円と最も高く、次いで大阪府が3兆744 億円、神奈川県が2兆5989億円などとなっている。また、鳥取県が1945億円と最も低く、次いで島根県が2548億円、福井県が2568億円だった。
また、ここで人口一人当たり国民医療費をみると、高知県が42万1700円と最も高く、次いで長崎県、鹿児島県などがこれに続いている。
1位 高知県 42万1700円
2位 長崎県 39万6600円
3位 鹿児島県 39万600円
4位 山口県 38万7500円
5位 大分県 38万2300円
6位 北海道 38万1700円
7位 徳島県 37万9100円
8位 佐賀県 37万8600円
9位 熊本県 37万6300円
10位 福岡県 36万7900円
「一人当たりの医療費」が最も低かったのは埼玉県
一方で人口一人当たり国民医療費が最も低かったのは埼玉県で、これに千葉県、神奈川県が続いている。最高額だった高知県と最低額の埼玉県では、実に14万3600円もの差があったことがわかる。
47位 埼玉県 27万8100円
46位 千葉県 27万9700円
45位 神奈川県 28万5700円
44位 滋賀県 28万8400円
43位 愛知県 28万9300円
42位 茨城県 29万600円
41位 栃木県 29万3300円
40位 東京都 29万6300円
39位 静岡県 29万7000円
38位 宮城県 29万8500円
(ZUU online 編集部)