上半身は背筋と腹筋の強化がポイント

下半身を安定させた次は、背筋と腹筋を中心とした体幹を鍛えることができれば、飛距離アップの可能性がかなり高まります。

ゴルフのスイングにおいて、上体をひねることも大切なポイントの1つです。上体をひねるには、肩甲骨周辺の広背筋、背中の中心部の脊柱起立筋、体の表面の腹筋を柔軟に使いこなさなければいけません。

広背筋は懸垂運動で、脊柱起立筋と腹筋はそれぞれオーソドックスな背筋運動や腹筋運動を取り入れて実施すれば、十分に強化が可能です。

懸垂運動はゆっくりとした動作スピードで、10回を3セット行うことができるようになれば十分です。懸垂が苦手な場合は、最初のうちは足を地面につけて行ってもかまいません。

背筋運動と腹筋運動は、それぞれ動作スピードが速くならないように注意しながら、20回を3セット、スムーズに行えるようになることを目指しましょう。

なお、これらのトレーニングをスクワットと同時に行うと、トレーニングが少し過剰になってしまいます。「下半身強化の日」と「体幹強化の日」を分けることをおすすめします。

全身の筋肉を鍛えてしまうとマイナスになることも

一方で、鍛えることでゴルフのスイングにマイナスの影響を与えてしまうのが、胸の筋肉の大胸筋と二の腕の上腕二頭筋だといわれています。胸と二の腕に筋肉がつくと、スイング時のセットアップとテイクバックが行いにくくなってしまうからです。

目立つ筋肉を鍛えるのではなく、影の立役者となる下半身と体幹の筋肉を鍛えて体の動きを安定させることができれば、飛距離アップとスコアアップにつながるかもしれません。(提供: ヘルスグリッドオンライン

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