ゴルフを行ううえで重要なポイントはいくつかありますが、スコアを伸ばすために特に注目したいのが「飛距離アップ」ではないでしょうか。
パッティングやアプローチの技術などの細かいテクニックも必要ですが、ドライバーやアイアンなどの飛距離が伸びないことには、一段上のスコアアップは難しいことが多いようです。
飛距離を伸ばすにはスイングフォームの改善やスイングの反復練習、打ちっぱなしなどでの練習が欠かせませんが、継続的に大きな飛距離を安定させるなら「筋力アップ」が効果的だといわれています。
ゴルフの飛距離アップを実現するためにはどのような筋力トレーニングが適しているのか、筋力アップの基本情報を踏まえ、いくつかの事例をあげながら詳しく説明します。
スイングの土台は下半身の強化で作り上げる
下半身の筋肉は、ゴルフだけでなく、野球やサッカー、陸上競技など、あらゆるスポーツで“強化の大本命”ともいえる部位です。下半身の中でも、特に太ももの部分にあたる大腿四頭筋がスポーツには重要な筋肉だとされています。そしてその大腿四頭筋を鍛える効果的なトレーニングとして「スクワット」があげられます。
頭の後ろで腕を組んで、顔を起こします。胸と腰をしっかり張って安定させ、膝をやや外側に広げながらゆっくりとしゃがんでいきます。しゃがみ込む深さは、膝の角度が直角になるくらいまでにしておきましょう。
しゃがみ込むときも立ち上がるときも、動作スピードが速くならないように注意しなければいけません。動作スピードが速くなると、筋力トレーニングとしての効果が弱くなってしまう場合があるからです。
スクワットは、1日に20回ずつ3セットほど行います。週3~4日程度行うことで、十分な効果が期待できるでしょう。
ゴルフの場合、足腰が安定していなければスムーズなスイングを行うことが難しくなります。太ももに思うように力が入らないと、腰や肩のラインも不安定となり、ショットのインパクトも弱くなってしまうのです。大腿四頭筋をしっかり鍛えて体全体のバランスをうまくとり、スイングを安定して行えるようにしましょう。