住宅ローンの金利は、現在のところ過去最も低いレベルで推移している。そのため「借り換えをするのがお得」と考える人はたくさんいるだろう。
ただその「お得」が単に毎月の返済額を抑えることなのか、金利の問題だけなのか、実は分かっていないことが多いもの。また実際に金融機関との交渉を自分ですべて対応するのは、意外に大変だ。そこでプロのアドバイスを請うという選択肢があるが、はたしてどんなメリットや注意点があるのだろうか。
ネットで手軽に始められるが基本の流れは同じ
最近ではネットでの仮審査(事前審査)をほとんどの金融機関が実施しているので、借り換えの手続きは以前に比べて簡単になったように感じられる。
しかし、それは入り口が楽になっただけで、実際の申込みから融資の実行までは、今までと同じ時間と手間がかかる。仮審査の申込みから、その結果が出るまでは2~3日。そして実際に本申込みをしてから審査結果が出るまでは約1カ月。そして実際に融資が実行されるには、さらにその後1カ月位はかかるようである。
それも必要書類に不備がなく、満額の融資がすんなり受けられた場合の流れだ。希望額を調整されたり、さらなる書類の提出を求められたりするため、自分で挑戦するには負担が大きい場合が多い。