3月決算企業の第3四半期決算も先週で終わりましたが、日本経済新聞の集計によると2016年4-12月期の上場企業の経常利益は前年同期比で5%程度の減益となりましたが、4-9月期の二桁減益からは減益幅が縮小しました。そして中間時点で小幅な減益予想だった通期の見通しも小幅な増益予想となっています。
こうしたなかこの第3四半期決算で通期の営業利益を上方修正した企業も少なくありません。そこで今回はそうした銘柄のなかから四半期決算ごとに上方修正を繰り返し、今期3度目の上方修正に踏み切った銘柄をピックアップしてみました。
例えばアドバンテスト <6857> では上方修正を繰り返したことで期初に2割の減益を見込んでいた通期予想が3割近い増益予想となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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