本日の日本経済新聞では、リース大手の興銀リース <8425> が2018年3月期の年間配当を64円とし今期予想の62円から2円増やす公算が大きいと伝えています。国内リース事業が堅調に推移するうえ、海外事業も米社と合弁の航空機リース事業が順調に伸びており業績が一段と拡大する見通しで、増配は16期連続になるとのことです。

そこで今回は興銀リースのように連続増配を続けている銘柄で高配当利回りのものを取り上げてみました。具体的には3月期決算銘柄を対象に今期の配当予想も含めて15期以上連続で増配を続け、配当利回りが2%以上のものをピックアップしてみました。

例えば今期で15期連続の増配となる見通しで、営業利益も最高益が見込まれているKDDI <9433> は3%近い配当利回りとなっています。また、19期連続の増配見通しのSPK <7466> も最高益が見込まれ、配当利回りも2%台半ばの水準となっています。

◆15期以上連続で増配を続け配当利回りが2%以上の主な3月決算銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク】
温故知新
トランプ大統領の規制緩和で恩恵を受ける金融機関は?
【決算メモ】ブロンコビリー(3091)
雇用統計結果報告
先週の米国株式市場-主要3指数は高安まちまち-