1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表では通期の利益見通しを上方修正する企業が多くみられました。
こうしたなか先月16日には1月中に決算を発表した銘柄で上方修正された営業利益がさらに上振れそうな銘柄を取り上げましたが、2月に入って決算を発表した銘柄でもアナリストの業績見通しの見直しが進んだとみられることから、今回は2月に決算を発表した銘柄で上方修正を上回る着地が期待されている銘柄を取り上げてみました。
具体的には2月に決算を発表し上方修正に踏み切ったTOPIX500採用の3月期決算銘柄でコンセンサス予想が上方修正された会社予想を5%以上上回るものをピックアップしてみました。
例えば営業利益を2450億円から2650億円に引き上げたパナソニック <6752> ではコンセンサス予想が上方修正された会社予想を15%余り上回るほか、トヨタ <7203> でもコンセンサス予想が上方修正後の会社予想を8%余り上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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