3月決算企業の第3四半期決算発表では通期の利益見通しを上方修正する企業も多くみられましたが、その一方で会社予想を据え置いたところも少なくありませんでした。
こうしたなか先月には1月中に決算を発表した銘柄で会社予想は据え置きながら上振れが期待される銘柄を取り上げましたが、2月に入って決算を発表した銘柄でもアナリストの業績見通しの見直しが進んだとみられることから、今回は2月に決算を発表した銘柄で同様の期待があるものを取り上げてみました。
具体的には2月に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業で、通期の利益予想を据え置いた銘柄のなかからコンセンサス予想が会社予想を10%以上上回るものをピックアップしてみました。
そのなかでも会社予想とコンセンサス予想のかい離が大きいのがLIXILグループ <5938> とセガサミーホールディングス <6460> で、ともにコンセンサス予想が会社予想を2割以上も上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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