日本マクドナルド(東京都新宿)は、三井住友銀行と提携し、今年の下半期より順次、全国の店舗においてクレジットカードでの決済サービスを開始することを21日発表した。2020年の東京オリンピックに向け外国人観光客が増加する中で、その取り込みを図る狙いがある。

国際クレジットカード6種が使用可能に

今回日本マクドナルドが新たに取扱いを決めたのは「Visa」「Mastercard」「JCB」「ダイナース」「ディスカバー」、「アメリカン・エクスプレス」といった等の主要な国際クレジットカード6種類。

日経新聞の報道によれば、国内のファストフードチェーンでは、支払いに時間がかかる懸念やカード会社への手数料がかかることなどを理由として、クレジットカードを導入している例は少なく、モスフードサービスや吉野家などの大手も対応していない。

しかしカード社会であるアメリカやオーストラリアなど海外のマクドナルドの店舗において、クレジットカードの利用が一般的であること、2020年のオリンピックに向けて訪日観光客の増加が見込まれていることを受け、顧客サービス強化を図ることで増ることで訪日観光客の囲い込みを図る狙いだ。

国内での主要な電子マネーに対応