今週から名実ともに新年度入りとなったこともあって2017年度業績への関心も一段と高まっています。

こうしたなか投資のヒントでは、2016年度に続いて2017年度も二桁増益で最高益更新が期待されている銘柄や、2016年度は一桁増益での最高益更新予想ながら2017年度に二桁増益での最高益更新が期待されている銘柄などを取り上げてきましたが、今回は2016年度は最高益に届かないものの、2017年度は最高益が期待されている銘柄を日本を代表するTOPIX100採用の3月期決算銘柄のなかからピックアップしてみました。

例えばNTT <9432> では、2016年度は2003年度に記録した最高益に届かないものの、2017年度は14年ぶりの最高益更新が期待されています。また、半導体製造装置の受注が好調な東京エレクトロン <8035> も2016年度は2007年度の最高益に届かないものの、2017年度は10年ぶりの最高益が期待されています。そのほかアステラス製薬 <4503> や富士フイルムホールディングス <4901> 、住友電気工業 <5802> でも10年ぶりの最高益が期待されています。

◆2017年3月期は最高益に届かないものの、2018年3月期は最高益更新が期待されている主力銘柄4-7

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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