日本マクドナルドHLDG <2702> (以下、日本マクドナルド)の業績、株価が2017年に入り堅調に推移している。4月6日に発表された月次IRでも好調さがうかがえ、「てりたま」や朝マックの新メニュー「てりたまマフィン」が牽引役のようだ。

直近の日本マクドナルドの業績推移とその背景、今後の動向について探ってみたい。

マック復活? 業績推移を確認

ここ数年の売上高、純利益の推移は以下の通り。

13年12月期 売上高 2604億円 純利益 51億円
14年12月期 売上高 2223億円 純利益 ▲218億円
15年12月期 売上高 1894億円 純利益 ▲349億円
16年12月期 売上高 2266億円 純利益 53億円
17年12月期 売上高 2365億円 純利益 85億円(予)

※業績数値は東洋経済新報社 会社四季報より引用。17年12月期は会社予想。

売上高の規模は15年に一度落ち込みが見られたものの、それほど大きく変化はない。一方で、純利益が350億円近い赤字を記録した15年から17年にかけて回復傾向にあることがわかる。

4月6日に発表された月次IRによると、2017年度も売上高で2月は17.3%増加、3月は16%増加と好調を維持している。ニュースには「てりたま」や朝マックの新メニュー「てりたまマフィン」の販売好調さがアピールされていたが、もちろん業績の好調さはそれだけではないだろう。

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