Denso

去年の年末から今年の初めにかけて、急速に円ドル相場では円安がすすみ、今夏には、108~110円になるかもしれないと言われていました。が、結果、円安は思ったように進んでおらず、気を許せば、100円台までまた急速に円高になるかもしれないという懸念もぬぐえません。デンソーは、前期の円安効果が思った以上に収益を押し上げたようですが、この円高相場で減益になるような気配もみえてきています。またグローバルな企業は、先進国の回復と共に、新興国景気についても気になる所です。これから下半期にはいりますが、これまでのデンソーとこれからの行方について調べてみました。


デンソーの会社内容について

デンソーは、昭和24年、トヨタ自動車から分離、独立した会社です。世界35以上の国と地域で事業を展開しており、先進的な自動車技術、システム、技術などを世界の主要な自動車製造会社すべてに提供していく自動車部品の会社です。(デンソーHPより、一部抜粋しています)主力製品としては、自動車関連部品などが主になります。いくつかの部門に分かれており、パワトレイン機器(パワートレインの事で自動車のエンジン、動力等の事)、電子機器、熱、モーター、情報安全等の部門で生産を行っている会社です。デンソーは、デンソーを含め子会社185社、非連結子会社2社、関連会社33社にわかれて構成されていて、それぞれ、日本、北米、欧州、豪亜、その他のセグメント部門にわけており、世界中で製造・販売を行っているグローバルな会社です。また、それだけに世界経済の景況感に大きく影響を受ける会社でもあります。


2014年4~6月期連結業績結果と今期見通し

2014年の連結決算の結果をみると、売上高1兆0291億円(前年同期比+3.2%)、営業利益は850億円(-16.7%)、経常利益は976億円(-16.4%)、四半期純利益は687億円(-20.1%)となりました。北米や欧州、中国での車両生産増加により、売上高は増収となりました。営業利益は、当初の計画通り、将来の成長に向けての設備投資の増加により減益となりました。また、今期2015年度の会社予想は、売上高4兆1400億円(前年度比1.1%増)となるものの、最終の当期純利益は、2480億円(▲9.9%)となり、一転減益予想です。国内生産が減少し、将来の競争力強化に向けた設備投資にコストがかかる為、増収となるものの減益となる見通しとでています。