スタートトゥデイ <3092> が4月28日に発表した、2017年3月期連結決算によると、売上高は前年同期比40%増の764億円、営業利益は同48%増の263億円、経常利益は同48%の264億円、純利益は同42%増の170億円となった。順調な成長が確認できる好決算となったが、同社は更なる成長を目指し次の手を打つ。

2018年3月期も2ケタ成長を見込む

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(画像=Webサイトより)

商品取扱高は前年同期比33%増の2121億円となり、2000億円の大台を突破した。商品取扱高は2ケタ成長を続けており、前年同期は24%であった伸び率が一段と加速した。アパレル最大手であるオンワードホールディングス <8016> の2017年2月期の売上高が2449億円であった事からもスタートトゥデイの勢いがうかがい知れる。

成長を続ける主力サイト「ゾゾタウン」には多くの企業が出店している。出店ショップ数は954ショップとなっており、2017年3月期には「GAP」や「Francfranc」等194ショップが新規出店をしている。退店したショップ数を差し引いても87ショップの増加となり、取扱ブランド数も3928ブランドまで増加している。

年間購入者数も増加を続けており、2017年3月期には632万人が利用している。この集客力が多くのショップを引き付ける要因となっている。また、出店企業は同社に手数料として支払う必要はあるが、実店舗を構えるよりもコスト負担が小さいというメリットもある。

同社は2018年3月期の連結業績予想について、売上高は前期比31%増の1000億円、営業利益は同22%増の320億円、経常利益は同21%増の320億円、純利益は同30%増の222億円としている。商品取扱高は同27%増となる2700億円を見込む。高い成長率を維持し、大台となる売上高1000億円を目指す。

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