ACミランのオーナーはこの人!!

ACミランのオーナーと言えば、この人!!28年間にわたりACミランのオーナーを務めている元イタリア首相、シルヴィオ・ベルルスコーニ。ベルルスコーニは、建設業にはじまりメディア王となった後、政界進出しました。ベルルスコーニは政治家としてだけでなく、サッカークラブのACミラン会長・オーナーとしての側面も持っています。1986年、ベルルスコーニは低迷していたACミランを手に入れ、黄金期をつくりました。ミランはそれまですこぶる低迷していましたが、元々このクラブのファンであったベルルスコーニの会長就任後、セリエA3連覇や、UEFAチャンピオンズリーグでの5度の優勝など、20年以上にわたってイタリアはもとより欧州でも屈指の強豪クラブを作り上げました。また、毎年8月に父親の名を冠したルイジ・ベルルスコーニ杯という大会が開催されています。2008年5月9日、3度目の首相就任に伴って会長職を退任。オーナー職には引き続きとどまっています。2012年3月30日、ACミラン名誉会長に就任。


アーセナルの60%以上の株式保有はこの人!!

富豪オーナーランキング1位は、アーセナルの大株主であるアリシェル・ウスマノフと記しましたが、アーセナルには大株主がもう一人いて、スタン・クロンケが60%以上の株式を保有しています。スタン・クロンケは、米メジャー・リーグ・サッカーのコロラド・ラピッズ、米NBAのデンバー・ナゲッツ、北米NHLのコロラド・アバランチ、米NFLのセントルイス・ラムズも所有しています。スタン・クロンケは、1980年代から1990年代にかけて不動産で財をなした米国人で、奥さんはウォルマートの共同創設者の娘であり、ウォルマートの株式の遺産があります。

マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールなど外国人オーナーが大半を占めるプレミアリーグにあって、アーセナルはイギリス人の主要株主たちが経営権を守り続けてきましたが、クロンケおよびウスマノフによる株式保有により、外国人の所有物となりました。しかし、アーセナルの身売りは、米国資本による2007年のリバプール買収ほどの大騒ぎにはなりませんでした。クロンケが始め10%弱の株式を購入し、追加購入を続けて約30%まで株式保有を既にしており、「信頼の置けるクラブの保護者」という認識がアーセナル関係者に広まっていたからだと言われます。


まとめ

上記のオーナーの他にも、ミッタル・スチールのCEO、インド人の中で最大の資産家ラクシュミー・ミッタル(ランキング2位)や、IT業界の関係者であれば懐かしい名前であるソフトウェア会社SAPの創業者であるディートマー・ホップ(ランキング5位)など興味深い人物がサッカークラブチームの富豪オーナーランキングにランクインしています。富豪オーナーの動向にも注目です。

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