経営者は常に自社をいかに成長させるかを考えているもの。新規事業の立案、海外進出。インフラや人材への投資、そしてコストカット……ほかにも選択肢はいろいろあるだろう。

経営者が持っておくべきその選択肢の中には、「M&A」(企業の合併・買収)もあるべきだ。しかし中小企業の経営者の中には意外と「M&Aって大企業のものでは?」「うちには関係ない」と思っている人もいる。

たしかに“現時点では”M&Aが必要ないかもしれないし、そのタイミングではないのかもしれない。だがそのタイミングがいつ訪れるか分からない。経営者たるもの、自社の成長のためにできることは予断なく取り組むべき。「今すぐにM&Aはするつもりがない」という経営者であっても、ぬかりなくやっておきたい準備がある。それは何だろうか?

M&Aで重要なことは何か?

(写真=PIXTA)
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M&Aで重要なのは「いい相手」と「タイミングよく」出合うことだ。

まず「いい相手」を見つけるのが難しい。例えば食品なら、スーパーやコンビニ、またはネットショッピングで欲しい物を手に入れられる。

しかし買収・合併する相手としての「いい企業」を見つけるのにそうはいかない。なぜなら「同じ企業は二つとない」からだ。

分かりやすくいえば、自動車の新車は同じメーカーのディーラーなら同じものが手に入る。しかしヴィンテージの、クラシックカーはそうはいかない。同じ状態の逸品は他にはない。「こんな車がほしい」「この値段でほしい」と思っても、なかなか希望通りのモノに出合えるとは限らない。

それと同じことだ。仮に「買収したい」と思える企業が現れたとしても、値段や条件によって買収できるとも限らない。

そして「タイミング」も重要だ。異なる文化の複数の企業が一緒になるM&Aは、かかる予算や期間もそれなりの規模になる。そして自分が「欲しい」と思う企業は、他の経営者にとっても「欲しい」企業である可能性は高い。つまり「出合ったときには、既に他の企業が買収交渉を進めていた」ということがありえる。

また自社のほうで準備が整っていないということだってありえる。社内での調整や費用面などでの準備が進んでいないと、せっかく“お買い得”な企業と出合えたとして、それから準備していたら、その間に別の企業とM&A交渉を進めてしまうかもしれない。

こう考えると、「いつくるか分からないチャンス」にもしっかりと対応できる体制をつくっておくべきだということが分かる。

とはいえ、本業もある中、今すぐするつもりはないM&Aについて、買収対象となりえる企業を探すのは現実的ではない。

具体的には「いい企業」と「いいタイミング」で出合うために、常日頃からM&Aの買収候補となるいい企業を見つけてくれ、さまざまなアドバイスをしてくれるM&Aのアドバイザーと適宜コミュニケーションをとって、買収ニーズを伝えておくといい。

チャンスを逃さないために買収ニーズの登録を

山田ビジネスコンサルティングでは、M&Aに向けて買収ニーズをあらかじめ登録しておくことが可能だ。アドバイザーに買収ニーズを伝えることで、「いい企業」と「いいタイミング」で出合うために、常日頃から買収・合併の対象となる企業の候補を探し、適宜提案してくれる。その対象候補は国境を超え、海外の企業も含まれる。

M&Aの進め方や買収ニーズ登録についての相談には無料でのってくれる山田ビジネスコンサルティングは、国内最大級のコンサルティング会社だ。M&Aに必要な会計・税務・法律の専門家が社内に多数在籍し、一丸となってサポートをする体制が確立している。全国30カ所以上に拠点があり、年間1600件を超えるコンサルティング実績も有しており、きめ細かなサポートにより高い成約率を誇っている。

いつか「いい企業」と「いいタイミング」で出合い、M&Aを成し遂げ、自社を成長させる--。そう考えるのであれば、たとえすぐにM&Aをするつもりはなくても、M&Aのプロである山田ビジネスコンサルティングとアドバイザリー契約をしておくといいだろう。

「チャンスは前髪をつかめ」という。「チャンス」と出合った瞬間に動き出せるよう、今のうちから準備を整えておくべきなのだ。