日本経済新聞の集計によると上場企業の2017年3月期の決算は、急ピッチで進んだ円高の影響で売上高が前の期に比べ減収となったものの、2年ぶりに増益となり過去最高益を更新しています。そして2018年3月期は増収増益となる見通しで、前期に続いて最高益の更新が期待されています。

そこで今回は会社予想こそ一桁増益予想での最高益更新ながら、コンセンサス予想が二桁の増益予想での最高益更新となっている3月決算銘柄をピックアップしてみました。

例えばダイキン工業 <6367> の会社予想は5%余りの増益予想で前期に続いて最高益を更新する見込みですが、コンセンサス予想では11%超の増益での最高益更新が期待されています。

◆会社予想は一桁増益ながらコンセンサス予想が二桁増益となっている最高益更新予想の3月決算銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
利上げに救われたマーケット
「材料難で膠着相場」という見方に偏っていることがリスク 原油価格の底割れに注意
日銀は想定通りの政策維持。当面日米金利の急激な変動に注意
第24回 銀行預金1000兆円突破。問われる企業の投資姿勢
仏総選挙、中道マクロン政党圧勝で始まるEU vs 英国の戦いに注目