3月期決算銘柄の本決算発表も先月中旬に終わったこともあってアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだとみられます。

こうしたなか投資のヒントでは業績予想や目標株価コンセンサスが決算発表後に上昇した銘柄を取り上げてきましたが、今回は業績予想と目標株価コンセンサスがともに大きく上昇した銘柄を取り上げてみました。

具体的には決算発表前に比べ営業利益のコンセンサス予想と目標株価コンセンサスがともに1割以上上昇した銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。

例えば決算発表後に営業利益のコンセンサス予想が10%余り上昇した任天堂 <7974> では、目標株価コンセンサスが20%以上上昇しています。また、営業利益のコンセンサス予想が15%超上昇した東京エレクトロン <8035> でも目標株価コンセンサスが26%余り上昇しています。

売買人数が拮抗している株

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
利上げに救われたマーケット
「材料難で膠着相場」という見方に偏っていることがリスク 原油価格の底割れに注意
日銀は想定通りの政策維持。当面日米金利の急激な変動に注意
第24回 銀行預金1000兆円突破。問われる企業の投資姿勢
仏総選挙、中道マクロン政党圧勝で始まるEU vs 英国の戦いに注目