昨年9月末に16,000円台半ばだった日経平均は、米大統領選の結果を受けて11月から水準を切り上げると12月には19,000円台半ばまで上昇しました。その後18,000円台後半から19,000円台半ばのボックス圏で推移した日経平均は19,000円を小幅に割り込んで3月末を迎えています。
そしてこの間に外国人投資家は日本株を1兆2000億円以上買い越しています。そこで今回は昨年9月末から今年3月末までの半年間に外国人持ち株比率が大きく上昇した銘柄を取り上げてみました。
具体的にはTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に昨年9月末に比べて今年3月末の外国人持ち株比率が5ポイント以上アップしたものをピックアップしています。
そのなかでも特に上昇が目立ったのがミネベアミツミ <6479> で、2社が合併したこともあってかこの半年で10ポイントも外国人持ち株比率が上昇しています。また、富士通 <6702> でも7ポイントアップし、外国人持ち株比率が50%近い水準まで上昇しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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