5月中旬まで続いた決算発表を受けて目標株価や業績の見直しが進むなか、目標株価の引き上げや新たに目標株価を設定する動きもみられます。その結果、目標株価コンセンサスが決算発表後に大きく上昇する銘柄も少なからずみられ、そうした銘柄では目標株価コンセンサスの上昇にあわせるように決算発表後に株価が大きく上昇したものも少なくありません。

しかし、一方で目標株価コンセンサスが決算発表後に大きく上昇したにも関わらず、株価が冴えず目標株価の上昇に対して出遅れが顕著な銘柄もみられます。そこで今回は目標株価コンセンサスが決算発表前に比べ1割以上上昇しながら、株価が決算発表前に比べ下落している銘柄をピックアップしてみました。

例えばリクルートホールディングス <6098> では決算発表後に目標株価コンセンサスが13%余り上昇しているものの、株価は決算発表前に比べ5%余り下落しています。

◆決算発表後に目標株価が10%以上上昇したにも関わらず決算発表前に比べ株価が下落している主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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