先月からスタートした小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表も先週でほぼ終わりましたが、なかには減益決算となるなど冴えないものもみられました。
例えば為替が円安となった影響もあってニトリホールディングス <9843> の第1四半期の経常利益は前年同期比で6%減益となっています。しかし、減益となったものの上期会社予想に対する進捗率は5割を上回っており、最高益更新に向けて順調なスタートを切ったともいえます。
そこで今回は通期の会社予想が最高益を更新する見込みとなっている2月決算銘柄のなかから上期会社予想に対する第1四半期の実績の進捗率が50%以上となっている銘柄をピックアップしてみました。
そのなかでも進捗率が9割を超えたヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> や、8割を上回ったクリーク・アンド・リバー社 <4763> 、エスクロー・エージェント・ジャパン <6093> などでは決算発表後に株価が大きく水準を切り上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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