FX(外国為替証拠金取引)は簡単にスタートできますが、何も知らないと大怪我をすることもあります。 他方で、実際に取引してみないと実感・痛感できないことも多いのです。 また、FX(外国為替証拠金取引)の成功の是非は、感の良し悪しではなく冷静な分析力です。巷にあるような必勝法なんて存在しません。そのような必勝法があるとすれば、相場がピタリと動かなくなってしまうでしょう。FX(外国為替証拠金取引)は生き物を扱うような、あるいは集団心理と戦うようなものです。
  【参考】
  
    初心者は少額で気軽な取引から!?〜FXのはじめの一歩①〜
  
  
  
  ①証拠金取引=レバレッジのリスク
  
  FX(外国為替証拠金取引)は、少ない元手でも、大きな金額の為替の取引ができる魅力的なシステムです。
  
  例えば4万円の元手で、その25倍に相当する1万米ドルの(すなわち100万円相当!)のお金を動かすことができるのです。
  
  この場合、為替相場の1米ドルあたり10銭の、よくある小幅な値動きでも千円の損益につながります。
  
  大きく1円も動けば、1万円の損益です。
  
  初心者でも、千円、2千円の損失が積み重なって追証(追加の証拠金)を支出しなければならなくなったり、苦労して積み重ねた利益が一瞬で吹き飛んだりすれば、FX(外国為替証拠金取引)が嫌いになってしまうでしょう。
  
  そのためにも、最低限必要な知識と心構えを身につけましょう。
  
  ②まずはチャートを理解しよう
  
  FX(外国為替証拠金取引)は、チャートの読解力が全てです。
  
  株式相場でも使われるローソク足と呼ばれるチャートは、日本人が発明したものですが、実に良く出来ていて、相場の動きを忠実に示しています。
  
  始値と終値、その間の最高値と最低値、そして上昇したのか下降したのかがひと目で分かるようになっています。
  
  ローソク足の並んだ角度や下ヒゲや上ヒゲの長さ、それらを結んだラインで相場の動きを読み取るのです。
  
  チャートには、1本のローソクの単位ごとに、日足を基本として、中長期のものは週足、月足、短期のものは1時間足、10分足、1分足があります。
  
  相場の動きは日足のチャートを基本として読み取ります。その上で、短期の値動きを追う場合は10分足や1分足を参考にします。
  
  1分足で激しく動いているように見えても、日足では長期的にゆるやかな情報傾向が確認できたりします。
  
  短期的な動きに惑わされずに、長期的な流れに乗るのが鉄則です。
  チャートの流れを読み取るもう一つのツールが移動平均線です。
  
  これは過去の値動きを追ったような線で、長期・中期・短期の3種類があります。
  
  これらの移動平均線が右肩上がりだと上昇傾向、右肩下がりだと下落傾向です。
  
  短期の移動平均線が長期の移動平均線を突き抜けると「ゴールデンクロス」という相場の上昇転換サイン、逆は「デッドクロス」という相場の下落転換サインとされていますが、その後必ずしもそのとおりに動くとは限りません。
  
  また、ローソク足が全ての移動平均線の上に並んでいる場合は強気、下に並んでいる場合は弱気の信号です。
  
  素直な相場であればチャートも読み取りやすくその後の展開が予想できるのですが、レンジ相場と呼ばれるもみあいの状況では、移動平均線も複雑に絡み合ってわけがわからなくなります。
  
  そのような場合はポジションをとらずに(売買せずに)静観するのが無難です。
  チャートの読み方については、文字だけではわかりづらいかも知れません。
  
  そこで参考になるのが「世界一わかりやすい!FXチャート実践帳」(今井雅人氏著・あさ出版)です。
  
  この本の前半では基本的な事項が説明されており、後半は、過去の実際の相場から、その後どう動くのかを予測するクイズ形式になっているので、とてもわかりやすくチャートの基本を知ることができます。
  
  ③世界経済にも関心を
  
  外国為替は、当然、国際情勢を受けて変動します。
  
  諸外国の経済や政策が動くと、為替相場も動きます。経済の基本的な状態をファンダメンタルズと呼びます。
  
  ファンダメンタルズは為替相場にとって重要ですが、そのとおりに為替相場が動くとは限りません。
  
  政府の要人の発言や経済指標の発表で為替相場が激しく動くことがありますが、「織り込み済みだ」として全く違う動きを見せることもあります。
  
  あるいは、経済指標の発表が予想以上に良かったりすると「サプライズ」として上昇を続けたりすることもあります。
  為替相場は為替相場単独で、ファンダメンタルズとは無関係に、参加者の思惑で動きます。
  
  ですが、最低限の世界経済の動きを押さえておくことは、FX(外国為替証拠金取引)においても大切です。
  
  ④余裕を持ったスタンスでFXを始めよう
  
  FX(外国為替証拠金取引)には平常心が必要です。
  
  ギャンブルにつぎ込むような心持ちでは失敗します。生活費までFX(外国為替証拠金取引)に投入するのは危険です。
  
  余裕を持った投資をおすすめします。
  
  まとめ
  
  インターネットでは、FX(外国為替証拠金取引)で簡単に利益を生み出す方法など、あたかも必勝法があるかのような宣伝で、商材が販売されていることがあります。
  
  中には無料で教えます、というのもあります。しかしそれらはほとんどインチキです。
  
  必勝法などありません。
  
  基礎を固めて実践を積んで冷静に対応していくのがFX(外国為替証拠金取引)の鉄則なのです。
  
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