本日の日本経済新聞では、市場関係者の間で鉄鋼や機械株の先行きに強気な見方が増えていると伝えています。中国での政府主導による公共投資の盛り上がりを受けて鉄鋼や機械などの需要が増えていることを背景として、鉄鋼と機械に強気と答えた比率から弱気と答えた比率を引いた値が5カ月ぶりの高水準になっているとのことです。

そこで今回は鉄鋼と機械セクターで強気評価の多い銘柄を取り上げてみました。具体的には強気(強気とやや強気の合計)の評価が5人以上で、かつ強気評価の割合が5割以上の銘柄をピックアップしてみました。例えば7人が強気評価を付け、強気評価の割合が6割近いJFEホールディングス <5411> では昨日に続いて本日も株価が年初来高値を付けています。

◆鉄鋼と機械セクターで5人以上が強気評価を付け強気評価が5割以上の銘柄

もう一つのヒント

◆明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第1四半期決算発表が先月下旬から本格化しており、今週も数多くの企業が決算発表を予定しています。明日はディー・エヌ・エー <2432> や第一生命ホールディングス <8750> 、住友不動産 <8830> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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